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今なぜ輸入食品の安全性が危惧されているのでしょう

私達日本人は元々、米や野菜を中心とした食生活でした。しかし戦後になり肉類やパンなどの小麦製品を食べる文化が浸透したことで国内の生産量では賄いきれなくなり、現在は様々な食料を輸入に頼っています。

日本に輸入される食品は国も種類も本当にさまざまです。そんな中「輸入食品は本当に安全なのか?」という言葉をよく聞きませんか?なぜそのような声があがるのでしょうか。

輸入食品の安全性が心配されるのはこんな理由です

理由はさまざま考えられますが、今回は以下の2点に着目しました。

⭐️農薬の危険性

一般的に輸入農産物には農薬が使われます。例えばレモンなどの柑橘類には、収穫された後に農薬が使用されます。

これは「ポストハーベスト」と呼ばれ、収穫されてから輸入されるまでの長期保存期間にカビや害虫を防ぐのが目的です。

問題なのはこのポストハーベスト農薬が通常の数百倍の濃度で使用されていることです。農作物の表面に付くだけでなく、皮の中まで農薬が浸透する危険があるのです。

また、柑橘類に使用される防カビ剤は、ベトナム戦争時に使われた枯れ葉剤と同じ成分であることがわかっています。発ガン性の危険や奇形児が生まれる可能性を指摘されている薬剤を農作物に散布しているのです。

⭐️ずさんな水際対策の問題

輸入された食品は全て「食品検疫所」でチェックされます。食品検疫所は全国に110ヵ所設置されています。

そのうち最も管轄区域の広い東京検疫所は、日本の輸入件数約210万件のうち約60万件を取り扱っています。にも関わらず、職員は30人ほどしかいません。

空港などの検疫は何百人規模の人数が携わっているイメージだったので、30人で業務を行なっていると知り正直驚きました。

全国の食品検疫所の職員は約300人。この人数で果たして国内全ての食品検疫業務が行えているのでしょうか。

職員の人数不足は慢性的な問題となっているのが実情です。

また、食品検査の方法にも疑問を感じます。

「厚生労働省ウェブサイト」によると「モニタリング検査を実施しています」との文言があります。

つまり輸入された食品全数を検査するのではなく、その一部を抜き出して検査を行なっているということです。

100個ある食品のうち1個だけを調べて問題がなかったとしても、あとの99個の中に違反された食品があっては検査の意味が全く無いという解釈もできるのではないでしょうか。

安全な食生活を送るために

輸入食品の危険性を知れば知るほど不安になりますよね。しかし輸入食品を完全に排除するのは現実的には難しいでしょう。安全な食生活のために私達ができることはあるのでしょうか。

⭐️国産、無農薬の食品を選ぶ

例えば先ほど例に挙げた柑橘類を選ぶ時は国産のレモンを選ぶと良いでしょう。無農薬の瀬戸内レモンなどはかなり市場に出回るようになりましたよね。最近はネットで購入できる無農薬野菜も増えています。

⭐️中国産、アメリカ産の食品は避ける

厚生労働省の資料によれば、国別の検疫違反件数は中国が圧倒的に一位。次いでアメリカです。あくまで件数からの目安ですが、可能な限り避けた方が良いかもしれません。

⭐️外食は控える

どこの国の食材を使っているかわからない場合があるため、気になる方は極力外食を減らすことをおすすめします。

⭐️野菜や果物はよく洗う

水洗いをする事で約30%から70%の防カビ剤が除去されると言われています。

まとめ

輸入食品の安全性は私達の日々の生活に深く関わっています。輸入に頼らざるを得ない日本の現状を踏まえた上で、より安全な食生活を送れるよう私達一人ひとりが関心を持つことが大事です。個人レベルでもできる自衛手段を模索しながら、自分達の健康を守ることに繋げて行きましょう。

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