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家庭教師の上手な利用法

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家庭教師は、上手に使えば料金が割高な分お子さんの学習向上のためにはかなり有効な選択と言えます。

しかし、家庭教師を紹介する会社からすれば、契約までに散々良いことを言ってきたことも、契約してしまえばどうしても顧客のフォローはなおざりになりがちです。

そこで、この記事では10年以上プロ家庭教師としていくつかの紹介会社と個人契約の経験から、家庭教師(紹介会社)の上手な利用法を提案したいと思います。

家庭教師に利用目的を伝えよう

まず、これからお世話になる家庭教師に明確に利用目的を伝えることが大事です。

利用目的?そんなの子どもの成績アップに決まってるじゃないか、と言われそうですが、もう少し具体化しましょう。

「いつまでに」「どのくらい」成績を上げるのかを明確にしましょう。それを伝えると、恐らく多くの家庭教師は「無理」というかもしれません。そこで、さらに子どもの現状や可能性を見てもらったうえでよく話し合って双方が合意すべきです。

そして、どうしても見解が合わないとか、合意したものの結局成績が上がらなければ家庭教師を交代してもらうことが必要かもしれません。

また、教科を限るとか英検合格に絞るとか、あるいは成績の向上よりも勉強そのものが好きになることという目的もあるでしょう。私の経験では、不登校生徒の勉強の遅れを取り戻すとか、一流学習塾についていけるようになどというものもありました。

家庭教師にウソをつかない

関連しますが、家庭教師と良い関係を継続するにはなるべくウソをつかないことです。子どもが不登校状態にあるのにさも行ってるかのようなウソを子どもに言わせていたり、子ども自身が特別支援学級に行ってる話をしてるのに親がそれを伝えないなどと言うケースもあります。

家庭教師は、少し指導すれば子どもに何か障がいなどのハンディがあるかどうかは分かるものです。その辺はオープンにした方が三者ともやりやすいと思うのです。

家庭教師に契約期間(採用期間)を伝えよう

契約期間は、紹介会社と保護者との間の契約で決まっていますが、それとは別に家庭教師には、上記でお伝えしたように「いつまでに」「このくらいまで成績を上げてほしい」と伝えておくべきです。

そのようなプレッシャーがあれば家庭教師もいい加減な指導はできないはずです。ましてや、個人契約の場合は必ず契約期間を契約書に明記すべきです。

私は、個人契約の場合1か月契約にしています。その代わり指導料は前払いにしますが、これで互いに一定の緊張感が保てるのです。

家庭教師との上手な接しかた

一言で言えば、任せっきりにしないということです。

契約してあるのだからとかお金は払っているのだから、という考えはいけません。多くの家庭教師は学生アルバイトです。本業(プロ)ではないのです。ちょっと油断すると、遅刻したりドタキャンしたりします。

家庭教師の授業参観をしよう

そこまで行かなくても、家庭教師の仕事は指導時間の1,2時間だけという考え方が普通です。プロは指導時間前に準備をします。この時間を含めるととても割に合わない仕事と言えます。

なので、ときどき保護者は授業参観をすべきです。そうすれば、いい加減な指導はできません。そんなこと失礼だなんて思う必要はありません。

もし気が引ける場合は、最初から指導をリビングでしてもらうことです。当然、指導中は学習できる環境を保証する必要があります。リビングがまずければ、指導の様子が聞こえる隣室に母親が控えているというのもいいですね。

子ども部屋での指導はお勧めできません。理由は2つあります。

  • 学習に適さない環境である。子供部屋には子どもの気が散る物があふれている。そして、往々にして乱雑で不潔である。親から離れているので気が緩んで眠くなりがち。
  • 保護者と離れた所だと、気が緩む家庭教師がいる。万一セクハラや虐待があっても防ぎようがないし、真相を確かめようがない。

それでも、子供部屋やリビング以外の場所で二人きりで指導してもらうしかない場合も多いと思います。だからこそ、授業参観が必要なのです。

その日によって1,2時間の指導時間のどの時間帯か決めずに部屋を訪問するのが良いと思います。

家庭教師の会社からは、杓子定規に「先生への接待は一切不要です。」としてあるところが多いのですが、それをそのまま守っていたのでは手ぶらで授業参観することになるので、簡単なお茶菓子と飲み物を携えて訪問すればいいのです。それを置いたらすぐに退室します。

学習環境を整えておく

すでにお伝えしましたが、リビングの場合は静寂第一です。家族同士の話や電話などはあってはいけません。できれば、母親(家族)は共に読書などするか夕食の準備をするかが望ましいでしょう。

また、子ども部屋はたとえ中高生でも家庭教師が訪問する前くらいは親が掃除したり整頓したりすべきです。

指導頻度と指導時間を考える

そもそも週に1度や2度の指導時間で子どもの成績を上げようということ自体難しいことです。

もし、家庭教師を雇った結果お子さんの成績が向上したとすれば、それは多くは家庭教師のお陰というよりは子どものやる気にスイッチが入ったのに過ぎないのではないでしょうか。そのスイッチも、恐らく家庭教師がONにしたというよりは家庭教師を雇うことにした保護者がONにしたのでしょう。

なぜなら、家庭教師が来ない日の学習状況こそが子どもの成績を上げる大事な時間だからです。まず、このことを前提に頻度と時間を考えましょう。

多くの場合、家庭教師をつけなければならない子どもはモチベーションという点では足りない面があることは否めません。なので、短期間に成績を上げようと思えば、頻度を上げるのが良いでしょう。

理想を言えば、毎日家庭教師が来れば完璧です。毎日の学習が保証されるわけですから。私が経験した裕福なご家庭でそれに近いお家がありました。家庭教師を2人雇い、私は文系、もう一人の方は理系を担当し、他の日は塾とお稽古事でスケジュールが埋まっていました。

しかし、一般的な家庭ではそうはいかないでしょう。家庭教師が来ない日に、ある程度親が宿題などを管理できるのであれば週一で大丈夫でしょうが、そうでない場合は週に2回設定するのが望ましいと言えます。特に受験の2,3か月前になったら必須です。

指導時間は、小学生は60分程度、中学生は90~120分程度が普通です。長くなる場合は、必ず休憩をはさむ必要があります。

特に中学生は、部活や成長に伴う疲労や夜更かしによる睡眠不足により、学習中に睡魔が襲いがちです。これを防止する対策は他にも教師も親も工夫する必要がありますが、休憩は最も重要なものです。

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